お盆の夜
ぱっと咲いた桜の花火、ぱっと散った大菊の花火。
遠い山の向こうで花火が夢を語っている。

うわー綺麗! 驚く間もなく、シャボン玉のようにふわふわふわりと
消えてしまう。

僅か数分の間、外で見た花火だった。電話連絡もなく急に我家に
主人の妹さん親子がやって来た。長女夫婦の夕食が済んだ後、

夜風に当たったのは、あっと言うまの時間だった。
急いでお風呂掃除をして、明日の朝食の下準備をして置く。

夕食が済み、オリンピック観戦を見ると妹さん親子は実家に戻った。
残った長女夫婦、次女、主人はオリンピックに夢中で騒いでいる。

遠い山々の向こうで空を突き破るような花火、
バリバリと音を発しながら咲き乱れる花火、花火って華やかな空に咲く花。

華やかな物こそ、ぱっと咲き、ぱっと散ってしまう短く儚いもの。
人の美しい時も短くて儚い。しかし、最近は人には年相応の美しさが有ると

悟った。人に優しくできる人は、優しい顔になり、冷たい人は冷たい顔になる。
人の心は顔に出る事を悟った。

私は、何て醜い心の人間だろうかと反省ばかりの日々を送っている。
前は、優しい顔をしていたのに、最近は、きつい顔になった感じがする。

編集 十六夜 : sakuraさまは優しい方と思います。最後の文、わたしも自分のこと すごくそう思った時期があります。辛いときはね。。(微笑  sakuraさまは 優しい方ですよ。