麦わら帽子
昨夜午前1時過ぎにお布団に入った時、急に雨がぽつぽつ降り出し
やがて、その雨は、土砂降りとなった。

雨だわ! 天気予報が良く当たると思う間に10分くらいで
眠ったと思う。

あの土砂降りの雨が嘘だったように、今朝は太陽の眩しい晴天となる。
洗濯器が廻っている間、プラ包装容器を出しに表通りへ出た頃は、

真夏を思わせる程の蒸し暑さで、帽子が見つからず、麦わら帽子を被り
ゴミ置き場を往復していた。麦わら帽子は子供の頃、被った思い出が有り、

とっても懐かしい感じがした。そういえば昨日は、父の日との事。
3才頃、風邪で高熱を出した私を近所の内科医院まで背負ってくれた

父の背中を今でも、はっきり覚えている。大きな背中で温かかったわ!
家に戻った時、水枕を用意して貰った時、水と氷の音が

ざぶざぶと波の音の様に聞え、うとうと眠った思い出が有る。
少女になった時の私は、父の日にはお店の仕事を手伝うくらいだった。

そして、父が亡くなった今も毎日、天国で幸せに暮せる様に祈願する。
配達に行く時の父も麦わら帽子を被っていたような気がする。

編集 十六夜 : ざぶざぶと波の音の様に。。って とても詩的だな、と 思いました。