餌を求めて鳴く小鳥
雨が降る事を判っているのか、小鳥達の鳴き声が何時もと違う。
のんびりした鳴き声ではなく、慌てて飛び回り

必死で餌を探している姿を見ながら、台所に降りて来た。
相変わらず、声を嗄らしたカラスの鳴き声が哀れに聞えた。

午後から雨が降るとの予報を聞き、急いで洗濯を干したが、
8時から霧雨が降ってきたので急いで室内へ取り込む。

プラ包装容器を表通りに出した時、山々の周りを煙の様な雲が流れ、
灰色の空に、黒い雨雲が走るように広がってくる。

辺りを吹く風も、冷んやりした涼しい風が濃緑の葉を
ざわざわ揺らし、半袖では涼しすぎる朝となる。

今週はずっと雨になれば洗濯物が乾かなくて困ってしまうわ!
そんな事を心配している間に電話がけたたましく鳴る。

庭の青葉は増々、濃青く葉も固くなり、雑草がぐんぐん伸びてくる。
早朝、鳴いていた鳥達の姿は見えず、静まり返った空を見ていた。