読書「ホームレス中学生」
長女の家に行ったらこの本があったので読みました。
先日からベストセラーの上位にあって売り切れの書店も多かったのです。

突然お父さんから、一家の「解散宣言」が出る。
家は差押えのテープが貼ってあり入れない。
兄と姉は行動を共にする事になったが、中学生の自分は兄に迷惑をかけず独立独歩の道を選ぶ。
かくて公園在住の生活が始まるが孤立無援純然ホームレス暮らしは夏休みの1月ほど。
その間の悲喜こもごも、そして友達の両親、その周囲の人の好意でアパートを借りてもらい生活保護を受給するまでの人間模様を語る。

感想
・日本はリッパな憲法にある「国民の最低生活の保障」をしていないと思う。
・住所がなければ生活保護の申請も出来ない。
・お父さんは何故解散する前に児童相談所などに相談しなかったのかなあ?
・世間を甘く見てはいけない。
飢えて死にそうでもパンひとつ呉れる人はめったに居ない。
・救ってくれる善意の人も居る。やさしく、さりげなく。