2008年05月の記事
2008 05/21 21:50
Category : 詩惑抄
恐怖を網膜に焼き付けたまま
途絶えた命は
安らかな来世を迎えることが
できるのだろうか
轟音と煙の臭いに
命途絶える瞬間が
拘束されてしまう
望んだことではないはずなのだ
それが
天にもたらされたものならば
天を怨むこともありとしよう
人によってもたらされたものならば
恨むとて、その仇は討てど
くり返されるばかり
瓦礫は、瓦礫を産むばかり
災禍は災禍を生むばかり
途絶えた命は
安らかな来世を迎えることが
できるのだろうか
轟音と煙の臭いに
命途絶える瞬間が
拘束されてしまう
望んだことではないはずなのだ
それが
天にもたらされたものならば
天を怨むこともありとしよう
人によってもたらされたものならば
恨むとて、その仇は討てど
くり返されるばかり
瓦礫は、瓦礫を産むばかり
災禍は災禍を生むばかり