「春眠」
のふのふと眠気が覆い被さって
春を感じる
ひょりひょりと風が少し
冷たいようだ
日差しはこんなに
歌っているのに

睡魔の隙間から
ちらりとのぞく
不安と猜疑心に
楔を打って

のふのふと襲いかかる
眠気と競争する