2004 03/21 20:02
Category : 日常詩
――――群馬県立近代美術館における展示にて
日常の片鱗は吐き出された汚物として
美意識を否定しながら存在
芸術が狂気との境界線だとしたら
そこにあるものは確かに芸術なのだろう
おお、生と死の狭間にある日常よ
それすら、崇め奉られる額縁の中に
収められてしまうのだ
若き芸術家たちの熱情は
愚かなる偏移として二重螺旋を描く
「そそ、うんこもDNAも螺旋状じゃん」
莫迦莫迦しくなるほどの同一性を
見て見ぬフリをする自称常識者たちを
侮蔑しながら
日常の表裏を剥ぎ取っていく彼ら
残されたものは偽であるのか
はたまた真なのか
咥えて放さぬ狂気は
日常の隙間に巣食っている
日常の片鱗は吐き出された汚物として
美意識を否定しながら存在
芸術が狂気との境界線だとしたら
そこにあるものは確かに芸術なのだろう
おお、生と死の狭間にある日常よ
それすら、崇め奉られる額縁の中に
収められてしまうのだ
若き芸術家たちの熱情は
愚かなる偏移として二重螺旋を描く
「そそ、うんこもDNAも螺旋状じゃん」
莫迦莫迦しくなるほどの同一性を
見て見ぬフリをする自称常識者たちを
侮蔑しながら
日常の表裏を剥ぎ取っていく彼ら
残されたものは偽であるのか
はたまた真なのか
咥えて放さぬ狂気は
日常の隙間に巣食っている