「娼婦」
旅人の止まり木を
自ら差し出し
愛を与える 女神だと
誰が否定できるだろうか

自分を安売りする
そのへんの小娘と
一緒くたにするなと
彼女は言う

誰にも真似のできないプライドを
負け惜しみだと
世間は言うが
彼女に跪く男たちは
彼女を守り通すだろう