2002 09/16 10:02
Category : 物語
意識の浅瀬を
誰かが通り過ぎる
空色の薄紙を幾重にも重ねて
家の柱を組み上げる鳶職人たち
一人の若者がいう
天丼を供えてくれ、と
皆の分でなくとも たったひとつでもいい、と
わたしの手作りでよいかと聞くと
笑って 横に首を振った
夢はいつでもヘンなものだが
会ったことのない死者との会話は
妙にリアル
さて おいしい天丼をさがしにいこうか
誰かが通り過ぎる
空色の薄紙を幾重にも重ねて
家の柱を組み上げる鳶職人たち
一人の若者がいう
天丼を供えてくれ、と
皆の分でなくとも たったひとつでもいい、と
わたしの手作りでよいかと聞くと
笑って 横に首を振った
夢はいつでもヘンなものだが
会ったことのない死者との会話は
妙にリアル
さて おいしい天丼をさがしにいこうか