2001年07月の記事
2001 07/21 12:38
Category : 物語
16才
目の大きな愛らしい少女
東京の夜の町で働いていた
「強姦されたの。
強姦されたら、それは家の恥になる。
あたしは、オキナワにいられなかったの」
隠された真実。あるいは、作り話?
でも、それぞれの土地の因習は
まだ、そこここに根強く残されている
20数年前の記憶
寂しさをわたしに委ねてきた少女
軟らかな肌と唇
幼い子供を抱くように
わたしは彼女を抱いた
目の大きな愛らしい少女
東京の夜の町で働いていた
「強姦されたの。
強姦されたら、それは家の恥になる。
あたしは、オキナワにいられなかったの」
隠された真実。あるいは、作り話?
でも、それぞれの土地の因習は
まだ、そこここに根強く残されている
20数年前の記憶
寂しさをわたしに委ねてきた少女
軟らかな肌と唇
幼い子供を抱くように
わたしは彼女を抱いた
2001 07/21 12:29
Category : 詩惑抄
何が正しいか
ではなく
誰がどんな風に感じていたのか
それぞれの事実を
子供たちに伝えてください
次の段階を進むべきなのは
子供たちなのだから
ではなく
誰がどんな風に感じていたのか
それぞれの事実を
子供たちに伝えてください
次の段階を進むべきなのは
子供たちなのだから
2001 07/18 12:32
Category : 詩惑抄
作品の価値を決めるのは
作者ではない
あなたの価値を決めるのは
あなた自身なのである
評価されるのは結果ではなく
たどり着くまでの過程であってもいい
作者ではない
あなたの価値を決めるのは
あなた自身なのである
評価されるのは結果ではなく
たどり着くまでの過程であってもいい
2001 07/16 16:09
Category : レンアイ教授
問わず語りの酔い冷まし
流れるように
歓喜へと
いざなう抱擁
流れるように悦楽へと
堕落してゆく忘れ得ぬ時を
あなたに捧げよう
全てが許されるのであれば
流れるように
歓喜へと
いざなう抱擁
流れるように悦楽へと
堕落してゆく忘れ得ぬ時を
あなたに捧げよう
全てが許されるのであれば
2001 07/16 14:26
Category : 詩惑抄
小説のタイトルではなく
歌のタイトルでもなく
メールマガジンのタイトルでもない
語り部イソップの語る寓話
弱き動物が強き動物を非難する
ライオンの王は
それをただ黙して聞いている
強き動物は王の前で非難を受け入れる
弱き動物は王の前で言う
「これまでも、私たち弱きものが
きちんと意見を聞いてもらえるチャンスが
ないものかと願っておりました」
ライオンの王はただ微笑んでいる
歌のタイトルでもなく
メールマガジンのタイトルでもない
語り部イソップの語る寓話
弱き動物が強き動物を非難する
ライオンの王は
それをただ黙して聞いている
強き動物は王の前で非難を受け入れる
弱き動物は王の前で言う
「これまでも、私たち弱きものが
きちんと意見を聞いてもらえるチャンスが
ないものかと願っておりました」
ライオンの王はただ微笑んでいる
2001 07/06 09:20
Category : 手紙
異国の名を冠した紺碧色の花
彼の地の空はこんな色をしているのか
果て無く続く天空
彼の空の下
暮らす人々は幸せなのであろうか
愛するひとと安息の日々を
分かちあっているのだろうか
小さき花に思いを尋ね
水を差す
彼の地の空はこんな色をしているのか
果て無く続く天空
彼の空の下
暮らす人々は幸せなのであろうか
愛するひとと安息の日々を
分かちあっているのだろうか
小さき花に思いを尋ね
水を差す
2001 07/06 09:12
Category : at Web
「僕はにんじんが嫌いだ」
と独り言を吐いた
すると
「オレはにんじんが好きだ」
「私は嫌いだけどサラダなら食べられる」
「にんじん好きだけど、ピーマンは嫌いだ」
「にんじんが嫌いだなんて、変」
「にんじんが嫌いなのは、君がわがままだからだ」
「私の好きなにんじんが嫌いだっていうのは
私のことが嫌いってこと」
と、いろいろ
「うるせー、僕の勝手だろ」
と言ったら
「だったら言うな」
と言われた
自分のコトバを消したら
僕の存在も消えてなくなった
だれかが
「どうして、にんじん嫌いなの?」
と 聞いてきた
「ほんとは嫌いじゃないけど、なんとなく
言ってみたかっただけ」
僕がそう応えたら
「何だ、そうか(笑)」
僕も笑った
と独り言を吐いた
すると
「オレはにんじんが好きだ」
「私は嫌いだけどサラダなら食べられる」
「にんじん好きだけど、ピーマンは嫌いだ」
「にんじんが嫌いだなんて、変」
「にんじんが嫌いなのは、君がわがままだからだ」
「私の好きなにんじんが嫌いだっていうのは
私のことが嫌いってこと」
と、いろいろ
「うるせー、僕の勝手だろ」
と言ったら
「だったら言うな」
と言われた
自分のコトバを消したら
僕の存在も消えてなくなった
だれかが
「どうして、にんじん嫌いなの?」
と 聞いてきた
「ほんとは嫌いじゃないけど、なんとなく
言ってみたかっただけ」
僕がそう応えたら
「何だ、そうか(笑)」
僕も笑った