2012 11/16 07:52
Category : 日記
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今日の日替わりアプレットはスライドショウで手法はunnseenwinds、旗が風に靡き、吹き飛ばされて、次の画像に切り替わります。
使用した写真は、ルーマニア・ブルガリアの旅第三日目(その3)です。国土の東西に横たわるブルガリア最大の山脈、バルカン山脈の東部にある、人口7万弱の地方都市。ブルガリア入にも人気の観光地だ。
森に包まれたいくつもの丘と、その周囲を蛇行するヤントラ川の切り立った崖の独特の美しさは、中央ヨーロッパでも際立ったものだ。
どこを歩いても違う表情を見せてくれて、地図を見ているだけでは想像もできないほど立体的。自然と中世の町並みが鮮やかに溶け込んでいる。町の人からは「タルノヴォ」という愛称で呼ばれ、1187~1393年に第二次ブルガリア帝国の首都として栄えた古都でもある。
イヴァン・アッセン王治下の最盛期にはビザンツ帝国(東ローマ帝国)をも圧倒し、バルカン半島のほぼ全域を支配したこともあった。文化的にもこの時代は周囲をおさえ、タルノヴォで勉学を修するためにルーマニアや遠くモスクワからも留学生がやってきた。
しかし、その帝国もアッセン王死後に衰退を始め、やがて宿敵ビザンツ帝国に屈服、1398年にはオスマン朝との3ヵ月にわたる首都攻防戦の後、ついに滅亡する。タルノヴォが再び脚光を浴びるのは、500年にわたるトルコ支配からの独立を達成した1879年になってから。新生ブルガリア王国の最初の国会がこの町で開かれたのだ。
どのような歴史を経ようとも、タルノヴォの美しさは現在も変わらない。石畳の坂道を歩きながら、町が刻んできた歴史のつひとつが味わえる。
ベリコ・タルノヴォノアの後、アルバナシ村やシューメンのトンブルモスクに立ち寄る。
使用したclassファイルはphotoalbum.classです。
今 日 の 一 枚
ベリコ・タルノヴォ市街散策