今日は4回目だから。。。
 生と死の境 非力と題して、炎に包まれた死の実像などというタイトルが目から離れなかった。

 水が出ないー。岡田照男さん=神戸市長田区=の記憶は、怒りと無力感に満ちている。井戸や風呂を探し回ったが、まちは、バケツリレーでは手に負えないほどの炎に包まれていた。

 防火水槽やプールを頼る消防も非力だった。そもそも、各町に一基あるかないかの百トン入り防火水槽では「一戸建て二、三軒しか消せなかった」(神戸市消防局)

 都心に泉を散りばめたローマ。木造の家並みを石やれんが造りに変えたロンドン。大火を機に、年は『燃えないまち』へと成長してきたのではなかったかー。

 国土交通省は昨年、大火が懸念される木造密集市街地を公表した。兵庫県内では11地域300ヘクタールが含まれた。しかし、実行性のある対応策は、誰もうちだせずにいる。

 阪神・淡路大震災では、500人余りが「焼死」または「焼死の疑い」とされる。444人の死体検案書を調べた上野易弘・神戸大学医学部教授(法医学)によると、「85%は骨だけの状態で見つかった」

 既に亡くなっていた遺体が炎に焼かれたケースもあったはずだった。焼死の実像も、よく分かっていなかった。。。

 イラクでも、こうしたことがまだまだ繰り返されるのかなぁ。。。?