2009年03月の記事


ケチャップ多めに玉子焼き
雨の中自転車で出かけた。
休日なのは、すっかり忘れていた。

ついでに買い物をして、
いつもの喫茶店で、
5句作った。
自信はいつもない。

三月の捩れ開かずの蜂蜜壜      (修正す)
毘沙門の眉間の皺も彼岸かな

への字口広目天の冴えかへる
→冴えかへる広目天の口への字

春の雲ケチャップ多めに玉子焼き
→ケチャップを多めに春の玉子焼き

おしなべて赤信号なり夕ざくら
→おしなべて赤信号や夕ざくら

汝が駆けし土手の土筆よとこしなえ

午後から、雨が上がったので
花苗を植える。
プランターは、彩を増してきた。

主人は、分厚い車使用の本を読んでいた。
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アマナ咲く土手
午前中、パソ教へ。

Sさんと喫茶店で待ち合わせる。
伝言するが、
思ったとおりの答えだ。
もう言わない。

帰宅して、
新車の練習でドライブへ。
ナビやクーラーの入れ方や、ETCのセットなど。

高速で、懐かしい土手まで行く。
思ったとおり、
アマナの群生地には、
花がたくさん咲いていた。

ただし、
日が落ちていたので、花は、
閉じていたが、
今年も元気で会えた。

太郎の思い出の場所なので、泣けた。

いつものように、
空に雲雀が啼く。姿は見つからない。

笹薮の向こうに、鶯の声。

あつと言う間に、真っ赤な太陽は、
山の端に沈んだ。

土手はきれいに刈り取られていたが、
草木瓜の枝はたくさん見つけた。

草木瓜の花は、見えない。
多分・終わったのだろうか?
これから咲くのだろうか?

土筆もいつもより少ないが、
一握りほど摘んでくる。

スミレも少なくなった。
イチリンソウも、見つからなかった。

川のほうに行ってみる。
もうすっかり暮れ切って、
目が慣れてくる頃には、
川が白く浮かんで見えてきた。


しばらく川沿いに歩いて、
高速にて帰宅。
 
君が駆けし土手の土筆や摘まず置く
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Sさんの顔
今朝は、静かな雨だ。
目は覚めていたのだけれど・
なんだか起きたくなかった・・。

自転車で、パソコン教室へ。
フオトショップを学ぶ。
少しはやったことがあるけれど・
初めからやり直す。

あ^^そうなんだぁ♪とか・、再認識できた。

終わって、Sさんと会う。
「俺だと解らないかもしれないよ」と
言われていたので、
もっとひどい顔を想像していた。

確かに顔は変わっていたけれど・
腫れも引いていて、
青あざが少し残っているくらいだった。

会って・笑っちゃいけないと思いながら、
笑いが止まらない。

交差点にいて、
マンションから布団が飛んで落ちてきたのを、
拾って、届ける途中で、
布団の縁に足をとられて、
転んでしこたま顔を打ったそうだ。
救急車で病院に連れて検査の結果は、
他に異常なしだったそうだが・・
鼻血が止まらず、
顔が腫れてひどい顔だったそうだ。

会を辞めることの意思は、固かった。
「もう、充分お返しはしたから・・これで辞められるよ。」と言う。

もうそれ以上は私も言わない・・。
寂しくなるなぁ。

現代俳句の読み込みが「握る」だ。

握る○ △ 俵(これは・絵が出ない)塩むすび れんげ♪
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さよなら赤い4駆
昨日は、十二万キロ走った赤の4駆の車とお別れの、
ドライブだった。

この車は・・
太郎と旅行に行く時は、太郎の寝場所だった。

今は、もういない・
思い出の車とも、
新車に変えるので、さよならなのだ。

主人が、富岡製糸工場跡地をみたいと言うので、
出かけた。

明治の初めに試行錯誤で作られたレンガ造りの広大な
製糸工場は、その当時では、近代的な建物だったろう。
私が思っていたのは、女工哀史や、野麦峠の感があったのだが・
ここ、富岡工場は、氏族の娘たちの職場だったのだ。

時間も8時間労働と決められていて、
働きやすい場所になっていたそうだ。

政府に外国人指導者として、フランス人のブリューナが、
雇われたことが、そういう結果をもたらしたのだろう。

ここ富岡が選ばれた理由は、
広い土地があったこと・水(鏑川)がきれいだったこと・桑畑があり、良質の繭がとれたことだったそうだ。

太郎がいた時は、
入れなかったサフアリ・パークにも遊んだ。

車で乗り入れると、
すぐ目の前にキリンが歩いていた。
カバは、
なんだかゆったりとしているし、
水牛の大きな角はびっくりした。
シマウマの縞もきれいだったし、
小動物のロバや、羊は、触ってもいい子にしていて可愛い♪

さすがに・熊はちょっと怖いと思ったけれど、
結構愛くるしい。

なんといっても、お気に入りは、ホワイトタイガー。
太い足がなんとも言えない♪
いくら見ていても飽きなかった。
ライオンも放し飼いにしてあるのは、迫力があった。

檻の中のライオンは、私たちを見て?
何度も吼えていた。

狼も優しい目をして、じっとこちらを見ていた。
仕舞いには、私たちの前でごろりと横になって安心したように、寝たのが感動的だった。

太郎を思い出したよ♪

自然博物館にも行った。
大きな恐竜模型や、自然の森に咲く春の花は、
本物みたいに良くできていた。

充分楽しんで、温泉に入って夜遅く帰宅。

雪が舞っていた。
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ずれる
昨日は、句会だった。
病気でしばらくお休みしていた方も参加して、
明るい雰囲気だ。

読み込みで
うららか・が出たので、
うららかや痒いとこ問ふ美容院 
と作った。

うららか・と言ったけれど・
私は、意味も無く洗髪の時、
聞かれるのをあまり快く思わない。

話題がそれになって、
ある人は、ここが痒いからって、
よく洗ってもらう・・と言ったし、
湯加減を聞かれたら、もう少し熱くとか、
ぬるめに・・とか要求するんだという(笑)

関西では80パーセントの人が、
はっきり痒いところを言うとの説も飛び出した。

へぇ~~~~
と、人って、こんなにも感覚が違うんだなとか、
改めて思ったことだ。

供養とは忘るることよ春の雪・に関しては、
思い出してあげることが供養じゃないの?と言われた。

当たり前だ!
私は、忘れられぬからそう歌っているのだ・・。

人は、違うのが当たり前~♪

帰りに、美術館の券があったので立ち寄ろうとしたら、月曜は休館だというのを忘れていた。

仕方ないので?
椿山荘の庭の寒緋桜と椿を眺めてきた。

先日見逃したカテドラルにも寄ってみた。
天井が高くて、崇高な感じがした。

椅子に座って、しばらく静かに眺めていた。
ここは、
以前に、仲が良かった友人と来たことがある。
彼女は、敬虔なクリスチャンだった。

我が家にくると、いつもお祈りをしてからでないと、
食事をしないほどだった。
今は、連絡が取れない。


江戸川公園には、
ホームレスらしき人がたくさんいた。

Sさんに原稿が出ていないことの、
連絡を頼まれたので、電話する。

「もう、辞めるからださないよ」と言う。

Sさんの居ない句会なんて・・

寂しくなるばかりだ。

今日は春を探しに出かけてくる。
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ペディキュア
今朝も、少し寒そうだ。
環状線の向こうの欅の木々は、
少し明るくなった空を背景に、
まだ黒々とした裸木のシルエットだ。

昨日は、やっと手に入った師の第一句集を、
喫茶店にて読み終えた。

もう8時を過ぎていたが、
懐かしくなって・・電話してみた。

明るい声が返ってきて、
「目的を持って続けることよ」と・・。

目的なんか無くて・
私は遊んでいるだけなのだが。

いつも、何があってもどっしりとおおらかに構えていた師なのだが・
句集には、以外にも、憂きこと・・や、寂しさが、歌われていた。

私が好きだったのは・
「思想など無し唐辛子赤きのみ」だった。
他にもたくさんあったけれど・・

師はこれ丸谷才一が取り上げてくれた句なのよ・と、
仰っていた。

考えすぎちゃだめ・
あのころは自然に言葉が降りてきたから、楽しかった・・と。

今日は、
青山まで、本音を言えば・・
ちょっと重たい気分で、出かける。

ペディキュアは真紅と決めて花紫荊  れんげ
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弥生・3月・春愁
太郎をカートに乗せて、
よく行った近くの公園の前を通ったら・・

今年も・
桃の花が咲いていた。
自転車で走りすぎたので、
じっくりは見ていなかったけれど・・

ずっと・忘れようとしていた想いが、
一気に溢れてきた。

太郎を抱いてカートに入れて、連れて行き、
抱き下ろして小さな芝生に、
横たわらせるだけでも一仕事だった。

機嫌がよければ・
日差しを浴びて、目を閉じていたし、
おやつをあげたりした。

歩けなくなってからは・・
大変だったけれど・・
居てくれるだけで、癒されていた。

今はもういない・と言う事実。

それでも、
ピンク色して桃の花は咲こうとしている。

季節は
私にとっては、時には残酷なことだと・
思った。

それでも・・
季節は巡り、時間とともに痛みや哀しみは、
薄れていくね。

公園のシデコブシは満開だった。

三本は挿して花菜を茹でこぼす  れんげ
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