遊山日和
今日も晴れ渡った良い天気。

桜の木ってこんなにあったっけ?とあらためて思う程

通勤途中の景色のピンク色に染まったところが多いことに驚きました。

職場の窓から見える駐車場の桜も満開で

お花見日和が続いています。


子供の頃は、春休みになると祖母の家へ連れて行ってもらっていました。

こちらでは4月3日が女の子の旧節句で

祖母や伯母が、巻き寿司やういろうを遊山箱につめてくれて

「遊山に行ってきな」といって持たせてくれます。

祖母の家はかなりの山奥にあったため

従姉妹と妹と一緒に山の中を歩き回ったあと

河原や木の陰に座って、遊山箱のご馳走を食べました。

帰りは空になった遊山箱にワラビやゼンマイ、イタドリなどを

山で取っては入れて帰っていました。


最近知ったことですが、遊山箱って徳島独自の文化だとか。

私が住んでいるところでは遊山という言葉も遊山箱も使っていなかったので、

祖母が住んでいるのが山奥だから

全国的な昔の文化や風習が残っているのだと思っていました。 

遊山箱とは、小さな引き出しが三つ入った取っ手付きの木箱のことです。

徳島の風習として、旧暦の3月4日に、

1段目が巻き寿司、2段目が煮しめや天ぷら、3段目はういろうなどのおやつを

遊山箱に入れて、子供は野遊びに出かけていました。

古くは江戸時代の庶民の間でも行われていたこの徳島独自の文化、

子供が楽しむための春の宴用のお弁当箱として遊山箱は使われてました。


ネットから画像を拝借です^^;


編集 gonch : 昔の京都ではお金持ちの風情ある遊びのひとつだったのですねぇ^^ 徳島では子供のお節句を祝うためのものでした♪
編集 gonch : お花見や運動会などはおせち料理を入れる重箱にお弁当を入れていました。「遊山」と言う言葉も祖母の方言だと思っていました(笑)
編集 gonch : 子供の頃は弁当箱が布に包まれていないのが不思議でした。玉手箱みたいで中にどんなお弁当が入っているのかワクワクしながら遊山にでかけていました^^
編集 テラ : 京都では 戦前頃まで 西陣や 室町の粋な檀那衆が 同じような弁当箱を料亭でこしらえてもろて 祇園や先斗町の芸妓はんを引き連れ 嵐山などへ遊びに行きはったんどっせ^^ ほんまえ~時代どした♪
編集 ペン : 昔の花見弁当にはこのような形がありますね遊山箱という名前は聞いたことがありませんでした^^
編集 orfe : 料亭が出す懐石弁当の入れ物みたいですね。