「街角にて」
<<日本>--川越--


川越蔵造りの街の土曜日、思い思いの姿で正午のひと時を楽しむ人たちの姿。

所用で川越に行った際に、此処の街のビューポイントを歩いていたら、一心に絵を描く老人の脇を、散策に余念のない人々が行き交っていた。

どんな絵を描いているのか、ちょっと覗き見をさしていただいたら、かなりの上級者らしく、実に街の光景を巧みに描いていて感心した。

昔から絵心の無い私は、写真を撮ることで描写力を表現するのが精一杯だが、こんな風に絵が描けたらさぞ楽しいだろうと常に思っている。

人が行き交う街角で、堂々とキャンバスに向かっている姿は、自信に満ちているように思えたが、それは第三者のみるひがみかもしれない。