2019年03月の記事


「見上げる」
<<インド>>--アグラ--


アグラ城中門の巨大な門構えの造作を見上げる観光客の姿。

タージ・マハルの対岸に有るアグラ城は、1565年から10年の歳月をかけてムガル帝国のアクバル帝が建造した居城であり、三代にわたる皇帝が住んでいた城である。

広い敷地内にある様々な建造物は、赤砂岩で築かれており、白い大理石で造られているタージ・マハルとは対照的である。

敷地内には諸外国の来賓を迎える来賓の館や、政治を行う行政の館など、国を統治するのに必要な様々な建造物が存在している。


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「お兄ちゃん」
<<インド>>--アグラ--


観光客が良く通る細い路地で、チラシを配る兄弟の姿。

このチラシはどうやら近くにある親の店に勧誘するための、案内パンフレットの様である。

インドでは子供たちが家庭の生計をサポートするための、重要な戦力になっているケースが多い。

まだその意味が良く分からないらしい幼い弟は、お兄ちゃんの行動を見ながら、道行く観光客にチラシを配っている。

この様子を見て、日本の戦後まだ幼かった私と弟は、若くして夭折した父親の死後母の手一つで育てられたために、少しでも母の手助けをしようと兄弟でサポートしたことを思い出し、万感の思いで彼等の手からチラシを受け取ったのであった。

いつの日か、彼らが成人した暁には、共に手を携えて大成することをひそかに願いながら・・・


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「ランチタイム」
<<インド>>--アグラ--


昼食はホテルを出て、見晴らしの良いレストランで撮った。

矢張りここでも定番は、カレーのセットである。

しかし我々が日本人のグループと知って、現地の人が食べるような辛さはさほど強くない。

インド料理を食べた方はご存じだろうが、日本のカレーライスと違って、カレーはスープ状になっていて、ナンをちぎってはカレーを付けて食べるのである。

主食のナンだけでなく、チャーハンに似たライスも付いているのが有難かった。

しかし煎餅状のカリカリの揚げ物は、あまり味が無く残してしまった。

カレーの他に、液体状のヨーグルトがデザートと一緒についているケースが多い。


私はカレーは大好きであるが、いくらカレーの本場とは言え、毎日カレーばかり出てくると、当然のことながら、日本食が恋しくなるのであった。

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「ホテルフロント」
<<インド>>--アグラ--


アグラで宿泊したホリディ・イン・アグラのフロントロビーの光景。

インドで宿泊したホテルは、どこのホテルもフロントは天井がとても高く、圧迫感がない。

街の中の雑然とした実情とは違い、此処がインドだと感じさせない、綺麗で静寂な別世界の雰囲気である。

ホテル内レストランの食事は、何処のホテルでもメインがカレーであるが、それぞれカレー味に趣向が凝らされていて、辛過ぎずカレー好きな私にとっては良い味であった。

主食はご存知のナンであるが、希望によってライスを注文することが出来る。


唯一これらのホテルで共通の問題点は、時々停電が発生する事である。


この現象はホテル自体の問題ではなく、インド国内の電力事情によるものであり、何処にいても停電の発生は常態化している、

しかし中級以上のホテルでは、どこでも停電になると直ぐに自家発電に自動的に切り替わり、ずっと暗闇の中で過ごさなければならない事態にはならないのであった。


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