2018年09月の記事


「不思議な巡回者」
<<インド>>--アグラ--


大きなスピーカーを自転車の前面に備えて街中を走る男の姿。

彼は一体何者なのであろうか。

さしずめ日本なら、選挙の立候補者が自転車に幟を立てて、巡行訪問をして走るケースは良く見掛けるが、とてもそんな風には見えない。

後ろの荷台に積んでいるのは、このスピーカーを作動させるためのバッテリーではなかろうか。

日本ではついぞ見掛けない光景に、思わずカメラを向けてしまった。

インドでは、このように見慣れない光景に出くわすことが多いので、好奇心の強い私は、ただ漫然と車に乗っていることが出来ないのである。

コメント (0)

「養牛場寸景」
<<インド>>--アグラ--


街中にある牛を飼育している牛舎の光景。

私は気づかなかったが、ネフレの方のコメントで記されたように、インドの牛はとても痩せているようである。

今の日本では、乳牛や食肉用に飼育されている牛舎の牛しか見られなくなったが、それらの牛をテレビで見る限り、皆肥っていて栄養が行き渡っているようである。

それに比べて、このインドの牛舎で飼育されている牛の何と痩せている事か。

いずれの牛もあばら骨がはっきりと現れているくらいの痩せ方である。

多分肥料が悪く、しかも思うように肥料が行き渡らないのであろう、更にこれらの牛を飼育している牛舎の使用人は、ほとんどがまだ若い少年少女達といった具合である。

そしてこれらの牛はある時間になると、街に放されてうろつき回るのだから、車の運転にも注意が肝心なのである。

しかしインドでは牛は神の遣いだから、餌を与える人もいるのであろうから、養牛場にとっては一挙両得の放牧?なのであろうか。

コメント (0)

「こんにちは!」
<<インド>>--アグラ--


街の中をうろついていた牛が、目の前に迫って来た。

正に我々旅行者に「インドにようこそ!」とばかり挨拶にやって来たような光景である。

この牛くん、写真では見えないが、右手にある露店の果物屋から、大きなリンゴを一個、パクリと口にくわえて、モグモグと食べながら我々の前にやって来たのである。

店頭に飾ってあるリンゴを摂られた店の店主、「あっ!」と声を出したが、牛を追おうともせず苦笑いである。

インドでは牛は神様の遣い、放し飼いで街をうろつき、こんな失敬をしても、尊い牛さんのしたこと、決して怒らないのである。

牛と人間との共存、国の風習とは言え、日本ではとてもお目に掛れない興味深い光景であった。

それにしても長い馬の顔の事を馬面と言うが、インドの牛面もこうしてアップで見ると、結構長いものですね。

コメント (0)

「街の光景」
<<インド>>--アグラ--


サウントラ駅から、四駆のワゴン車に乗って、アグラに向かう途中の街の光景。

この街の名は何と言うのだろうか、結構賑やかであり、街の随所にインド語と英語の看板が氾濫している。

インドではどこの都市に行っても、英語が公用語として通用するので、英会話を勉強していた私には、誰に話しかけても話が通じるので有難かった。

しかしインド語では何をしゃべっているのか皆目分からず、またインド語独特の文字も何が書いてあるのかさっぱり分からず、英語が書いてない看板は理解できなかった。

街には自転車やオートリキシャが氾濫し、地方都市でも人口が多いことが実感できる。

また仏教発祥の国だけに、寺院の建物の数も半端ではないくらい多く見受けられたし、街中のあちこちに放し飼いのままうろつく、牛の姿を見ることが出来た。

コメント (0)

「駐車場」
<<インド>>--アグラ--


サウントラ駅の駅構外にある、駐車場の光景。

駅に隣接するこの駐車場は、日本で言えばタクシー乗り場といった所で、此処の教会の前にある。

向かって右端にある四輪駆動のワゴンが我々の乗る車であるが、その他の車のほとんどがリキシャである。

インドではこれらの車をリキシャと呼ぶが、この名前の由来は文字通り日本の人力車から来ている。

エンジンが付いていて自走出来る車をオートリキシャと呼び、自転車のように人力で漕ぐ車を、リキシャと呼ぶ。

この駅からアグラの街までは、車で約1時間半の道のりであるが、途中の村の狭い道を通り抜けるのには、インドの村の生活を垣間見ることが出来、興味深いものであった。

コメント (0)