「一休み」
<<日本>>--川越--


川越一番町の蔵造りの街の縁台で休憩をとる、江戸時代の姿に変装した、街の人たち。

この三人、それぞれ武士、商人、町人に扮しているが、江戸時代には身分の違う三人が、こうして一緒に休憩をとる事は無かったであろう。

階級の違う人たちが、一緒に居られるのは、現代だから可能なのであり、そこが笑えるのである。

いずれの人たちも、一休みした後は、それぞれ自分の店に戻って、街行く見物人たちに呼び声を掛けて、商売に励むのだから面白い。

こんな三人の姿を、アマチュアカメラマンたちが、注文を付けてポーズを取らせて、撮影に専念していた。

しかしこのお侍さん、メガネだけが現代の物であるところが、何とも言えずアンバランスだが、そこまで注文するのは無理であろうか。