「旧大沢家館」<
<<日本>>--自宅付近--


流石嘗ての豪族の館だけあって、立派な玄関が付いている。

一般の民家だと、玄関は建物の中に組み込まれているが、この家の奉公人などが出入りする入り口とは別に、家の主人や客人を迎えるための、このような別の玄関は無いであろう。

一般見学者は、この家の裏に回って、裏木戸から家の土間に入ることが出来、家の中の様子を知ることが出来た。

奉公人や女中などの部屋は別にあって、それらの部屋の中は狭く暗いから、嘗ての使用人たちは、かなり不自由な暮らしを強いられていたのだということを知ることが出来た。

この時代に生まれてなくて良かったと、痛感したのであった。