「ラムセス二世像」
<<エジプト>--メンフィス--


歴代エジプトの王の中で、一番国内繁栄に貢献したラムセス二世の石像。

この巨大な石像が発見されたのは、嘗てエジプトの首都であったメンフィスから出土され、発見当時二体あった内の一体は、現在のエジプトの首都であるカイロ考古学博物館に安置されている。


ラムセス二世は、エジプトの繁栄に大きく貢献し、人望も厚かったので、エジプト国内のあちこちにその雄姿を象った石像が見受けられる。

余談だが、一階の入り口に座っている見張り番の男は、石像にカメラを構える旅行者を良く覚えていて、見学を終えてこの建物を出る時に、チップをよこせと要求する。

別に撮影禁止とも書いてないので、要求される筋合いはないが、チップを取ることが、この男の唯一の楽しみであるように思えた。