「ぼけ封じ地蔵」
<<日本>>--自宅付近--


地蔵院の片隅にある新しい地蔵の姿。

時代を反映してなのか、こんな地蔵様が境内の脇に据えられていた。

気付かずに此処の横道を通り過ぎようとして、何気なく地蔵の下で地蔵様を仰ぎ見ている男女の老人の姿を見て、ハッとした。

その姿は余りにもリアルに彫られているので、身に詰まされる思いで見詰めてしまった。

やがては誰にでも訪れる老いの現実、せめてボケずに元気で最後を迎えたいものだと感じるようになったのは、年のせいであろうか。

あと一週間も経てば、この地蔵の上の古木の桜も満開の時期を迎えることであろう。