2016年03月の記事


「ぼけ封じ地蔵」
<<日本>>--自宅付近--


地蔵院の片隅にある新しい地蔵の姿。

時代を反映してなのか、こんな地蔵様が境内の脇に据えられていた。

気付かずに此処の横道を通り過ぎようとして、何気なく地蔵の下で地蔵様を仰ぎ見ている男女の老人の姿を見て、ハッとした。

その姿は余りにもリアルに彫られているので、身に詰まされる思いで見詰めてしまった。

やがては誰にでも訪れる老いの現実、せめてボケずに元気で最後を迎えたいものだと感じるようになったのは、年のせいであろうか。

あと一週間も経てば、この地蔵の上の古木の桜も満開の時期を迎えることであろう。

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「しだれ桜」
<<日本>>--自宅付近--


今年の桜写真第一弾である。

今日は暖かく風の無い穏やかな日なので、明日が天候が悪くなるとの予報もあって、カメラをぶら下げぶらりと出掛けて見た。

差し詰めリハビリウォーキングと言ったところだろうか、万歩計の歩数は、5000歩強であった。

地元の地蔵院のしだれ桜は、毎年ソメイヨシノの満開の一週間前くらいが見頃であるので、丁度満開の時期に遭遇することが出来た。

こうして、今年も早々とこの桜に接する事が出来た事に、しみじみと有難さを感じた一日であった。

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「のどかな光景」
<<ベトナム>>--フエ--


昼食を摂った、フエの郊外のレストラン前の光景。

此処のレストランは、森林浴が出来そうな、緑一杯の森林に囲まれた閑静な農村の中の住宅街に有った。

レストランの前を一歩出て、簡易舗装が続く、道路の先を撮ってみた。

昔の日本の農村の原風景のような感じがする光景が何とも心地良く、小さい頃こんな情景の中で、腕白仲間を集めて遊んだような、そんな懐かしさが込み上げてきた。

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「郊外のレストラン②」
<<ベトナム>>--フエ--


レストランの入口の中から、通りを隔てた民家の様子を撮影。

フエ郊外の民家が立ち並ぶ住宅街の中に、このレストランは有る。

住宅街といってもゆったりとした農村風景の中に、街道筋の両脇に民家が点在しているので、とても長閑な感じがするのである。

流石にこの辺は交通渋滞も無く、街道も簡易アスファルトの道が豊かな樹木の中に続いていて、ほっとする光景なのである。

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「郊外のレストラン」
<<ベトナム>>--フエ--


カイディン帝廟を見学した後、昼食を摂った郊外のレストランの入口。

午前中のフエの宮殿などの観光を終えた後、バスで郊外にある瀟洒なレストランに向かった。

この辺一体は、日本の地方にある落ち着いたレストランと言った風情が感じられ、何となく懐かしさが漂う周辺の風情であった。

日本人が、ベトナムに親近感を持つのは、今は無くなりつつある昔の日本の原風景が存在しているように思えるからであろうか。

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「立像」
<<ベトナム>>--フエ--


カイディン帝の等身大の青銅立像。

若くして皇帝になったカイディン帝のこの立像は、皇帝に関する資料館の入り口の前に置かれている。

入り口の壁には、グェン朝に纏わる様々な写真が掲載されている。

十代の若さで皇帝になったカイディン帝については、様々なグエン朝の内部事情が有り、予想外の姻戚が絡んで皇帝になったとされているが、詳しい事情は把握出来なかった。

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「廃品利用の壁②」
<<ベトナム>>--フエ--


カイディン帝廟の壁を彩る、モザイク模様の壁の様子、その2。

正しく日本製のビール瓶の破片を上手に利用した、梅ノ木のモザイク作品である。

こんなに上手に廃品を利用して、皇帝の廟内を華やかに装飾する腕前は実に見事と言うより他にない。

一体どんな工芸家が、これらの作品を創作したのか知りたいものだと思ったが、それに関する説明書きは何処にも見当たらなかった。

これなら費用も安く出来るし、高価な宝石類を使用していないから、盗難に会うことも無いであろう、正に質実を持って得と成す事を地で行った、民衆の模範となる作品群と言えるのではなかろうか。

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「廃品利用の壁」
<<ベトナム>>--フエ--


カイディン帝廟の壁を彩る、モザイク模様の壁の数々。

この壁のモザイクを形成しているのは、さまざまなガラスの破片や、陶器類の破片である。

ちょっと離れた場所から見ると、実にカラフルで、美しいモザイク模様であるが、近くで良く見ると、なるほど実に上手くこれらの廃品を利用したものだと感心する。

中には日本のビール瓶の破片で、梅ノ木などを美しく見事に表現した物もある。

ビールの銘柄を現わした部分もあるが、商品名が分かってしまうので、支障が有りそうなので省いた。

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「啓成殿入り口」
<<ベトナム>>--フエ--


カイディン帝廟の部屋に入る入口の中央には、このような啓成殿の看板が掲げられている。

写真は若かりし頃のカイディン帝の肖像である。

啓成殿の謂れは、カイディン帝の漢字が啓成(カイディン)と読むところから来ている。

右側の入口を入ると、前回載せた廟内に入ることが出来、左側の入口を入ると、カイディン帝に纏わる様々な資料や帝が使用した遺品などが展示されているのである。

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「荘厳な廟内」
<<ベトナム>>--フエ--


カイディン帝廟の、煌びやかな室内装飾に囲まれた、カイディン帝の全身坐像。

黄金色を主体にあしらった、廟内の一番華麗な部屋の様子である。

この等身大の坐像の下には、カイディン帝の遺体が安置されているのだが、ホーチミンの遺体が安置されているホーチミン廟が質素なのに比較すると、グエン王朝の帝王の廟だけに、その華やかさが際立っている。

この部屋は、棺の間と命名されているが、部屋の入口には日本のビール会社のビール瓶の破片が、モザイクの一部に使用されているのが興味深い。

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「屋根の模様」
<<ベトナム>>--フエ--


カイディン帝廟の屋根には、こんな細やかな彫刻が施されていた。

ティエンムー寺の屋根もそうであった様に、当時のグエン朝の時代は、このように屋根の上に、龍などの彫刻を施すのが流行であったようだ。

屋根の上に、龍などの彫像を配置する事は、その帝廟の威厳を示すと同時に、悪者を撃退し、末永くその時代が続くことを願ったのであろうか。

これらの石の彫刻が風化して消え去る日は、一体いつ頃なのであろうかと、今後のこの廟の行く末が気になったのであった。

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「カイディエン帝廟④」
<<ベトナム>>--フエ--


山の頂上にある偉容を誇る帝廟の姿。

グエン朝第12代の皇帝カイディエンの廟は、1920年から12年掛けて建立された。

厳しい中国風の外観からは想像も付かないくらい、内部は壮麗なモザイク模様が施されている。

中国やヨーロッパ、果ては日本のビール瓶などの破片も使用されたモザイク模様は、実に見事と言う他は無いが、その様子は後に載せる事とする。

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