「ミーソン聖域」
<<ベトナム>>--ミーソン--


7~13世紀に渡りチャンバ王国の聖地であった世界遺産の地。

チャンバの王が美しい山の麓を聖地とし、ミーソン(ベトナム語で美しい山)と名付けた場所で、70以上の歴史的な建造物に、ヒンドゥー教の神々を祀っていた。

チャンバ王国の滅亡と共に、この場所は歴史の舞台から姿を消し、19世紀後半まで此処は知られなかった。

しかし、1885年にフランス人探検家がこの遺跡を発見し、一躍脚光を浴びるのだが、ベトナム戦争により多くの遺跡が崩壊した。

我々がここを訪問した時も、クレーターのような大きな爆弾の跡が有ったのには驚いたものだ。

遺跡地区がA~Hまでに区切られているが、それらを探訪する際、真夏のような太陽が照りつけ、その暑さにいささか閉口したのを思い出した。