「水を汲む女」
<<インド>>--ヴァラナシ--


路地の角にある共同井戸の所で、水を汲んでいる女性の姿。

火葬場に向かう狭い路地の交差する場所に、共同の水汲み場が有った。

勿体無い話だが、水道には蛇口が無く、絶えず水が出っ放しである。

脇には手漕ぎの井戸が有るが、そちらを利用する人は、水道の水が出なくなった時以外は居ないであろう。

女性は大きな水桶に水を汲んでいるが、これをどうやって持って行くのか気になったが、一つは頭に載せもう一つは手に持って運んで行った。

インドの女性は逞しい、一家を支えて、家内と言う言葉がぴったりである。

それにしても2つも水桶を運んでいくのだから、これだけの体格が必要だろうと、感心して眺めていたものである。