「川越祭り⑧」
<<日本>>--川越--


栗毛の馬に跨る氷川神社の宮司の勇姿。

この時ばかりは、祭の主役である山車も行列の妨げにならぬよう、脇に避けて対峙している。

神社の宮司がこの人で、意外と若いのを始めて知った。

最近は宮司も馬に乗れなければ、勤まらないと言った所であろうか。
宮司に大きな天傘を掲げるのも、屈強な外人のようである。

嘗て戦国時代の覇者、織田信長も西洋の甲冑を着て、天傘を黒人に掲げさせた事を彷彿とさせた。

重そうな幟旗を持って行進する神官も、若くなくては勤まらないであろう。

この長い行進は、市内を一巡して神社に戻るのだから、かなりの重労働である事だろう。