「祈りを待つ人々」
<<インドネシア>>--バリ島--


ティルタ・エンプル寺院の祭壇の前に供物を備え終わるのを、地べたに座って待つ老人と子供達。

どうやら祭壇に、自分達が持って来た供物を供えるのは、主婦達の役目らしい。
それが終わると、全員でこうして地べたに座って、鈴を鳴らしながら祈りの声を唱和するのだ。

祈り声には節が付けられており、一種独特の雰囲気が周囲に醸し出される。

それは何処の国のものとも異なり、ちょっとうら悲しさを感じさせる、バリ・ヒンズー教独特のものであった。