「朝の務め」
--サヌール--


ホテルの裏庭に有る神を祀る社殿。

これはホテルの所有する小さな社殿である。
ホテルに限らずバリ島の家々には、必ずこうした神を祀る場所が有る。

ホテルの中でも此処が一番神聖な場所であり、一般宿泊客は入る事が出来ない。

これも神々の住む島と言われる由縁であろう。
一日の日課は、この祠を綺麗に掃除し、ご覧のように入口に椰子の葉で編んだ器の上に、花や線香を奉げて祈る事から始まる。

この時も社の中では、ホテルの従業員が社殿を綺麗に掃除していた。

今日も一日何事も無くホテルの運営が出来るようにという、祈りを込めて掃除に勤しむのである。