「古刹」
--ウブド--


苔むしたウブドの寺院の正面の光景。

イスラム教がインドネシアの90%以上を占める中にあって、此処バリ島は何世紀にも亘って、バリ独自に開花したバリ・ヒンズー教が今でも根付いている島である。

自然崇拝のヒンズー教は、ガルーダやバロンに見られるように、動植物が神として崇められている。

一昨晩、バリ島在住のワヤン君から電話が有った。
日本では能楽研究家の第一人者である増田正造氏を紹介してくれたのだ。

氏は大学で教鞭を取る傍ら、執筆も数多く、来年はインドネシア国立芸術大学と提携して、山本東次郎家の狂言をバリで公演する段取りで、バリに度々行っていると聞く。

その際、案内兼通訳をしているのがワヤン君だという。
来月は氏とお会いする予定である。