2007年07月の記事


「オダランの日」
--ウブド--


バリ島の寺院で行われるお祭りオダランに参加するバロンの光景。

バリ島では何時も何処かの寺院でオダランが開催されている。
この日はそれぞれの村で、島民が正装をして、その村のバロン(獅子や猿などの動物を神格化したもの)を担ぎ出して奉納する。

この日はあいにく雨だったとワヤン君は言う。
バロンの体が濡れないようにシートを被せているようだ。

バロンダンスもバリの民族舞踊としては有名である。
通常は2人の人間が、中に入って踊るのだが、実に2人の息が良く合っており、見ていて面白い。

今度のバリ行きでも、出来ればオダランに参加したいと思っている。
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「ワヤン君」
--ウブド--


スクーターに跨ってポーズを取るワヤン君の姿。

此処はウブドのお寺の境内だろうか。
バリの伝統芸能であるガムランの演奏や踊りの練習風景はこうした寺院の境内で、良く見掛けることが出来る。

またバリ島では車もバイクも圧倒的に日本車が多い。
中国や韓国の進出も著しいが、今の所日本の製品が巾を効かせている。

彼の乗る車も、いすずや三菱が多いようだ。
日本が夏休みに入り、日本人の観光客も増えて来て、彼の仕事も繁忙を極めているようである。

日本語が上手で人懐こい彼は、ネットをフル活用し、日本人観光客の疑問や要望に、彼の掲示板を使って丁寧にきめ細かく応対するから、評判が良いようである。

来月の今頃は、私も彼の案内で、バリの穴場を散策している頃であろう。
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「古刹」
--ウブド--


苔むしたウブドの寺院の正面の光景。

イスラム教がインドネシアの90%以上を占める中にあって、此処バリ島は何世紀にも亘って、バリ独自に開花したバリ・ヒンズー教が今でも根付いている島である。

自然崇拝のヒンズー教は、ガルーダやバロンに見られるように、動植物が神として崇められている。

一昨晩、バリ島在住のワヤン君から電話が有った。
日本では能楽研究家の第一人者である増田正造氏を紹介してくれたのだ。

氏は大学で教鞭を取る傍ら、執筆も数多く、来年はインドネシア国立芸術大学と提携して、山本東次郎家の狂言をバリで公演する段取りで、バリに度々行っていると聞く。

その際、案内兼通訳をしているのがワヤン君だという。
来月は氏とお会いする予定である。
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「舞台裏�A」
--ウブド--


衣装を着け終った兵士姿の少年の舞台裏の姿。

これすら舞台に上がろうとする緊張感が漂う光景である。

彼は今中学生であり、売れっ子舞踊家なのだという。
バリ島ウブドの子供達は、男女に限らず、民族舞踊の踊り手になるか演奏者になるかで、小さい時から芸能に勤しんでいるのである。

その中で一流の舞踊家や演奏家になるのは、ほんの一握りであると聞く。

まだあどけなさの残る、端正な顔付きの彼だが、一旦舞台に上がると人が変わったように、演技に集中するというから驚きである。

そして最後に必ず両手を合わせて、無事演技が終えた事に対する、神への感謝の念を現して退場する。

勿論見に来てくれた観衆への、感謝の気持ちも含まれているのであるが…

近々ワヤン君から彼の踊るDVDが届く予定である。
どんな踊りを披露してくれるのか、今から楽しみである。
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「バリスの踊り」
--ウブド--


またまたワヤン君から写真が送られてきた。

彼の写真にしては珍しく、バリの民族舞踊を撮ったものだ。

まだ若い少年が踊るこのバリスと言う踊りは、戦場に赴く兵士の勇姿と悲哀を現したものであり、たった一人で長時間踊り抜く難しい踊りである。

ガムランの奏者たちは彼の躍る姿に合わせて演奏するから、演奏に合わせて踊る西洋のバレーとは逆である。

それだけに、踊り手が上手くないと演奏も乱れるほど、高度な演技が必要とされる踊りなのである。

次は彼の舞台裏でメーキャップする普通の少年の姿を紹介する。
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「勢揃いしたバロン」
--ウブド--


「勢揃いしたバロン」

昨日送られて来たワヤン君の写真の一枚。

数枚の写真の中から珍しい物を載せて見た。
「私の日記」と題する彼の日本語で書かれたキャプションを以下に載せて見る。

「私の日記」
バリ島ではバリ・ヒンドウー教の信者がガルンガンの日「6月27日」に朝からお寺にお祈りをしました。
ガルンガンの日とは、210日を1年とするウク暦の祭礼日のひとつだ。西暦のカレンダーだと、毎年後送りになって日にちが変わっていく。
つぎの日の「28日」がマニス・ガルンガンと言う日です。
この日バリ人は一日中家族や友人を訪ね、共に神々に祈りを捧げ、互いの罪を許し合う日とされています。
この日にもバロン様がよく村の周辺を踊り回わります。
 
ウブド〜車で40分の北側の方にあるタロ村ではいろんなバロンの神様が集まって来ます。
この時にいろんな村のバロン様がタロ村寺院に来ていました。
儀式も行われました。
今日はウブドでは朝から一日中雨が降っていました。
バロン様もレインコートでかぶってました。
今日のツアーは5人の日本の方をガイドしました。
皆さんも”来てよかった”と言われました。
私もこの状況を見せる事が出来てよかったです。
皆さんも私もバロン様もジャラン・ジャランに一緒に参加出来ました。

※バリで発展したバロンの種類には、次のようなものがあげられる。
 バロン・ケケッ(Barong KetKet、Barong Ket、Barong Rentet、Barong Ketetとも呼ばれる。獅子、虎、牛などの魔力を持つ動物が混じった形を表した森の王者)
 バロン・マチャン(Barong macan・虎。神秘的な動物)
 バロン・バンカル(Barong Bangkal・年老いた豚。魔力を持つ神秘的な動物)
 バロン・ガジャ(Barong gajah・象。聖なる伝説上の動物)
 バロン・ルンブー(Barong Lembu・雄牛)
 バロン・シンガ(Barong Singa・ライオン)
 バロン・ムンジャガン(Barong Munjangan・鹿)
 バロン・カンビン(Barong Kambing・羊)
 バロン・アス(Barong Asu・犬)
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