資源にも地域主義の視点で 石見&ポトシの両銀山が体現する教訓211127
とうとう国連事務総長は「地球沸騰」の弁。今朝30日、NHKJGの「記録を取り始めてから・・・・」のレポートでは太平洋岸の都市、根室・釧路・帯広と表示記載が並ぶ。

 自然の役割。新宮晋氏は「風にエネルギー、さらには『美』も内在」と。
 風にはほかに、パワー。包容力と申すか、癒す力というか生み出す力、野生の力。
 芽には見えぬ、形をなしていないコト、オト、カオリに着目し、共有・共生の視点はいかが。

 掲載の写真には1)「旧ペルー国のポトシ鉱山」。2)に「石見国の石見銀山」。
 ほぼ同時期に開坑された銀採掘の対象地。その現在は緑したたる「包容力、癒す力、治す力、生み出す力、野生の力」が。
 対するポトシ銀山は「裸山」。背景には「坑道・坑内ほり鉱山」隊「タヌキ掘り鉱山」。

 それだけではない。
 「日本人が<神を怒らせない>とヤマを崩さぬ石見銀山」と「ボリビア半島住民が奴隷を導入し<自然と人類に線引き>して開坑のポトシ銀山」
 坑内掘り工法で犠牲者発生。洪水の死者、「気絶(けだえ)」「ヨロケ」の坑内病に落盤の災害

 ポトシ鉱山。その犠牲者は「80万人」との記録。
 「神を怒らせぬ国」と「さんざん自然をいためつけ『自然保護』を主唱の国」。
 産業革命。それが境界といわれる<地球への負荷>。本邦ではその論、通じまい。

 資源にも地域主義の視点で 石見&ポトシの両銀山が体現する教訓211127
釧路市民文化振興財団の釧路学講座 佐藤宥紹「太平洋炭礦(株)の100年」から。