生産者価格の形成 前貸資本に抗して 嵯峨久寿像「魚市場開設」221022ー前ー
 生産者価格の形成 前貸資本に抗して 嵯峨久寿像「魚市場開設」221022

 嵯峨久寿像には「釧路漁業の父」とある。
  「漁船動力化と発動機船組合」(大正9)、「漁業専用漁港」(昭和3-14年)、「魚卸売市場」(昭和13年)。
 これら三点を促進する中心となった。
 のちの釧路漁港を漁村漁業にくわえて漁港基地の比率を圧倒的に高めるうえで、大きく貢献している。

 22年10月22日、筆者はこの像の前に市内のグループを案内した。
 北海道中小企業家同友会くしろ支部に属する新会員。「一歩の会 10月例会」に、お付き合いさせていただいた。
 像の前で、話を切り出した。

 「みんなの会社に、今日、私に出来る仕事があったら、させてください」。
 「なんとしても、今日の働きに応じた日当を、帰るとき現金で渡してもらえますかー」。
 そんな若者が、目の前に現れたら、「(みなさんは)いかがされますか、採用しますか、追い返しますか」。

 返事が出そろったところで、切り返しました。
 「釧路の漁業は、18世紀の終わりごろからはじまっています」が、
 「その時は現在の青森県から、集団で何人もの漁業に従事したい男性たちが、今、紹介した<若者>の姿で目の前に至ました」。

 当日、研修で参加した若手経営者は<けげん 怪訝>な様子で聞き入ってくれました、ですよ。
 生産者価格の形成 前貸資本に抗して 嵯峨久寿像「魚市場開設」221022ー前ー