「実に、良い景観だねー」の非日常体験 「大所高所」=『釧路新聞』「余塵」欄から210424
 広島市平和記念塔。
 標高150メートルほどの丘陵地に位置する。位置すると言うより、「そびえ立つ」の趣。



 地上から見上げる、そこを「俯瞰する」の形で眺められているこの種、建造物。
 その足下から、中心街を「鳥瞰する」と、どうなるや。
 そこは「マチづくり」&「地域創生」を考える絶好の「パワースポット」。

 各地を訪問するに、「見下ろすパワースポット」から、「マチづくり」&「地域創生」を考える好機会としてきたが。
 佐賀県庁からの町並み。茨城県庁からの水戸市街。広島市平和記念塔からは原爆被災都市・広島。

 平成17年10月。
 市民の方を釧路市城山一丁目の妙法山釧路小僧伽に案内したことある。
 その現場に立ち、地元新聞の「囲碁欄」に寸評を書くことのある友人が、申したですよ。
 「実に、良い景観だねー」。松浦武四郎が記載の「モシリヤ砦跡」を鳥瞰するためで、あったが。

 釧路新聞社社長の星匠さんが「余塵」欄に記載してくださった、「大所高所」。
 その結びは、つぎのようになっている。
 「仏舎利塔も遠くからは見ているが、そばで見たことがなかった」。
 「ここからマチを見渡し、大所高所に基づきこどもたちに」
 「胸をはって残せるまちづくりを考えるのがよいかも」。

 「よいかも」ではない。
 これまで、気がついたヒトが、真に少ないのである。そういうことではないか。

「実に、良い景観だねー」の非日常体験 「大所高所」=『釧路新聞』「余塵」欄から210424