早起きして落語三席
早起きして落語三席 落語研究会ー中席ー210102 



「藪入り」春風亭一朝、
 江戸時代にあった正月&盆16日前後、実家に帰省出来る「藪入り」。

 待ちかねる両親のもとに帰省の息子。母がのぞいた財布には思いもまけぬ大金。

 明治時代にペストが流行、感染経路のネズミを駆除のためネズミ捕獲者に懸賞金が支払われ、その賞金であったことに判明して、胸をなでおろす。

 →それを聞いた両親は安心。「これもお前が主人を大事すればこそだな。息子を褒めたたえる。そして父親が一言」= 「それもこれも、ご主人への忠(チュウ)のおかげだ」

「もう半分」五街道雲助、
もう半分、もう半分と酒を飲んでいた老人は、相当酔いが回り、足もふらつきながら店を出る。

亭主はさっきの老人大きな風呂敷を忘れ、中に50両もの大金。隠していると、先の老人が舞い戻り「娘が吉原に身を売って作ってくれた金なんだと泣きながら訴える」も、出さず。

老人は身投げする。

(日時を経過)

店の夫婦に子どもができて、「月満ちて生まれてきたのは白髪で歯も半ば抜けかけた、あの老人そっくりの子」。

夜な夜な、行灯の油をうまそうに呑む。→「旦那は飛び込んで「おのれ爺め!迷ったか!」と叫ぶと、、、赤ん坊が茶碗を突き出して「もう半分」。

ほかに、「五貫裁き」柳家三三