十勝川新水路に旧河道、河跡沼をみる 豊頃町茂岩・豊頃それに大津
 十勝川新水路に旧河道、河跡沼をみる 豊頃町茂岩・豊頃それに大津。

 十勝国中川町豊頃町。十勝国東南部の自治体。本年5月末の人口は5172人と。

 地図でみてみると、整備された十勝川新水路に旧河道、河跡沼の<入り組>を見る。




 河口の大津漁港には「十勝発祥之地碑」のあることが知られている。十勝内陸部へ入る移住者の上陸地にして十勝農産物の搬出港であった。

 大津に上陸した本州からの移住者は、十勝川右岸の地に開拓地を広げている。明治10~20年代のこと。

 鉄道が内陸へ延びるにつれて、このマチの趨勢は大きく変貌する。

 農産物積み出し湊の機能は釧路港に移転した。明治37年に豊頃駅が開業し、十勝川左岸に集落が形成される。

 十勝の港で重要な集落は漁村に転じ、域内の農産物は船ではなく貨車で搬出されることになる。

 大津にあった戸長役場は、さてどのような推移を経たか。所在地は茂岩に移る、と。

 そのあたりの経過は次期に。十勝川新水路に旧河道、河跡沼をみる 豊頃町茂岩・豊頃それに大津。今回は茂岩界わいの話題提供、で。