「新時代の『日本的経営』-挑戦すべき方向とその具体策」1995年5月 
「新時代の『日本的経営』-挑戦すべき方向とその具体策」1995年5月 

 「長期蓄積能力活用型グループ」「高度専門能力活用型グループ」「雇用柔軟型グループ」。

 1995年。戦後50年、平成7年。新時代の日本的経営と銘打って、どこの業種、どの財閥の利益を守ろうとしたのであろうか。

 1)「 総人件費を節約し、『低コスト』化」、
 2)「雇用期間のみの不安定化だけでなく、賃金、賞与、昇進・昇格も不安定」
 3)「労働者を守るための法律・規制を取り払う必要」があり、
 4)「高度専門能力」「雇用柔軟」には「退職金、年金もありません」。

 どうりで、すすむ非正規雇用。雇用は改善された、失業率低下、求人倍率改善。しかしそれは頭数。質などかわりようがない「勝ち組」「負け組」の格差。​