対アイヌ民族交易で設定 <運上金>の制度181022
対アイヌ民族交易で設定 <運上金>の制度181022 .

 幕藩体制の一翼、松前家に構築された大名家財政基盤。非稲作栽培地で蝦夷地領域に対する財源調達のシステム。

 さずがに太平洋岸の経営領域でその内容が明示されるは後年のことになると言うべきか。

 中心河川が海洋にそそぐ河口には、生活圏単位の対アイヌ民族交易権が設定される。政権はその権利を独占する商人経営に<運上金>と言う名の歳入を設定している。

 グラフィックをみると本州側の林業経営地や漁業経営対象地は実に高額。対象的に17世紀から交易権を付与されてきた旧家臣旧給与地は比較的低価格で設定されておりと、言いまえか。

 釧路川を境に、それ以東の大河は太平洋岸とほぼ平行に流れる。
アイヌ民族が河川ごとに支流との合流点で生業としての漁業を営むこととはことなり、本州側経営は海洋を漁場として活用。
そのあたりに、運上金設定の高低を読み取ることができそうである。