日いずる地の東国で光彩と輝きの<くしろ蝦夷太鼓>ー前ー


日出ずる地の東方で、光彩と輝きの蝦夷太鼓!ー前ー
 神々と共にある<惟神=かんながらの国>、麗しい<瑞穂>の大地、日本。
 その地図に宮太鼓演奏集団の拠点を添えるなら、信州・岡谷の御諏訪太鼓、能登・輪島の御陣乗太鼓が光彩を放っています。視線を東へ転ずるに<北海道くしろ蝦夷太鼓>がその一隅を照らしている点も、広く認められるに至りました。
 本年で誕生し50年、その記念するべき節目です。

 御諏訪太鼓に感銘をうけ、「文化釧路の名物を育てあげる」昭和42年、石田榮一氏(後の保存会会長)を中心とする釧路市末広歓楽街の有志は篤い決意のもと、和太鼓の演奏集団を立ち上げました。「音の響き方」「日本古来のリズム」「芸術として究めてゆく」。そのためには、「常に新しい曲に挑戦」「真実の音の追究」「日本を代表する太鼓に成る」これまでの演奏をささえてきた、高い理念です。
(「北海道くしろ蝦夷太鼓保存会50周年記念公演プログラム」 171105).