ロシア船来航地 170816筑紫恋


ロシア船来航地 170816筑紫恋
 愛冠=アイカップ岬(H=79メートル)から、眼下に「筑紫恋=ツクシコイ」を<鳥瞰>.

 1779年、この集落の沖合にロシア船が漂着.我が国に通商を求めてきた.

 ロシアは東海に新航路と通商相手国を求めていた.
 18世紀初頭から千島を南下する動きは、とうとう根室半島に、翌年にはこの地まで拡大する.

 毛皮の交易、不凍港の利用.この後、船影は得撫=うるっぷ島でも遭遇するようになり、我が国に緊張感が高まる.
 工藤平助著『赤蝦夷風説考』、本多利明著『経世秘策』などに影響したと、位置づけられる.

 15、16世紀.イベリア半島から発する<大航海時代>.
 内陸国ロシアでは、首都から一万キロの東.オホーツク&ウラジオストクなどの海湊の活用が始まる.
 18世紀、本邦への打診.ロシア版大航海時代と、みることができまいか.