量産が<旨い>か 潔癖・味覚減退・横着


量産が<旨い>か 潔癖・味覚減退・横着
 NHKETV、土曜日の早朝は「やまと尼寺 精進日記」.
 <梅>.
 「みずみずしい青梅で梅酒や梅みそをつけ」「甘露煮を作ったり…」
 「丁寧に仕込んだら、じんわりじっくり、あとは時間がおいしくしてくれる」。
 平成7年に仕込んだ<梅酒>を紹介.

 特に「時間がおいしくしてくれる」のクダリが妙言.

 番組を眺めていると、境内のモロモロがそれぞれ、食材に.
 ホウの木の葉.クレソン.数々の山菜.節くれ立った<荒れた>指先から、「秘蔵の梅干で“梅肉”や“いり酒”、天ぷらまで作っちゃう!」「(梅料理の数々で)赤、緑、黄…目にも鮮やかな梅料理」.

 <手造り>.敬遠されてはいまいか.
 第一に<潔癖感>.自分の目で見えないところで、<なにがおこなわれているか>.
 第二に<味覚減退>.<おふくろの味>より<量産された加工食品>が習慣化.
 第三に<横着>.「お金を出すと、苦労することなく食卓へ>.

 食材の<本当のウマサ>を引き出す<知恵>が不足?.
 信仰がなくなり、<絶対者が見ている>の視点が生産&消費のどちらにも、ない.
 パートで働き低賃金.かくて<他人製造>=安いモノから<良く売れる>.この循環.