民政派政治家の音盤コレクション 坂井徳治家


民政派政治家の音盤コレクション 坂井徳治家
 1980年頃、1300枚余の音盤資料をもちこまれたことがあります.
 なかに「司法大臣尾崎行雄演説」「大隈重信伯 『憲政における世論の勢力』』が、完璧なセットで.

イメージ選挙のハシリ 音盤配布
 早稲田大学は、創立者の斬新な試みを以下のように紹介している.

 1914年末、2度目となる内閣を組織していた大隈重信は、政権基盤強化のために衆議院を解散。翌年3月25日に総選挙が行われることとなった。この第12回総選挙は、今でいう「イメージ選挙」の嚆矢(こうし)ともされる画期的な選挙活動がなされたことで知られている。

 その象徴ともいうべきものが、大隈が吹き込んだ演説レコードである。演題は「憲政に於ける与論の勢力」。当時まだ珍しかったこの新しいメディアを前に、大隈は「どうも聴衆の顔を見ながらやるのと異って喇叭(らっぱ)に演説を聞かせるんだから、間が抜けて具合がわるかったよ」と言って笑ったという。

 http://www.ndl.go.jp/portrait/datas/33.html