岩保木水門 090521


 岩保木水門 090521.
 建設する契機となった災害がある.大正9年8月9日からの<大雨>.降水量は400ミリと伝えられています.
 釧路川下流部は、一面冠水しました.



 冠水範囲.
 それはおおむね、青線の内側と整理した資料があります.
 あわせて当時、数枚の写真を絵はがきで発売して、知らしめるところがありました.



 港湾堆積土砂.
 これを港湾外に誘導する予定の釧路川切り替え計画は、この被災で急がれることになります.
 そもそも目的は、<港湾堆積土砂除去>.被災をテコに、工事はすすみ<本流治水><中心街乾燥化>を、結果しました.

 ところが、隘路も.
 そもそも本流の流れにそって設けた木材集積場に、<流路変更>で木材が届かなくなりました.
 治水と土砂堆積を排除しつつ、木材も必要な地点に.
 両様解決.そこで配慮されたのが、水門設置.

 釧網本線開通.
 実際に木材は、河川輸送から鉄道輸送に切り替えられた.
 ために水門を開いて流水を通過させたは、<一度あった>と、聞いていますよ.