奉公人 大店
 奉公人 大店.台所と店先の奉公では.採用、勤務年限、更新も違うのだ、そうで.

 奉公人は、農村や商家の余剰労働力ではあるが、終身雇用ではなく、将来は<自立>、独立して自営で身をたてる、ある意味においてエリート教育期間.
 公教育制度の確立していない時代にあっては、エリート教育機関であったことになる.

 現在、同年代に占めるサラリーマンの比率は、90%台を超えている.
 いつしか、「仕事する」は「企業に就職」と、なった.サラリーマンが、サラリーマン家庭から生まれて、サラリーマンで生涯を終わる.

 求人率がどうの、処遇がどうの、ブラック企業がどうのと、議論は多い.
 しかしそもそも、製造業は別として、人件費を価格にプラスして平気で<値決め>できるほど、商売の道は甘くはなかったことになるのだ、が.