2014 05/03 05:55
Category : 書評
生物としてのヒトにはじまり、人類の文化営為、集団をつくってきた形と意味、転じて個人の生涯を通じた老・病.死の過程で、外部とどう接触しているかを説明している、か.
全7章.「人間と文化」、「文化人類学と質的研究」「個人・家族・コミュニティ」「人生と通過儀礼」「宗教と世界観」「兼弘・病気・医療」「人間と死」
世界各地にみられる民俗・文化事象に目配りし.それぞれの差異を否定するのではなく、有意味性を提示する.そのうえで、多様な有り様を理解の上に「他」と円滑に接していくことを考えさせる.
他方で、「人間と死」では、家族・知人としてではなく、業務として立ち会う「死」といかにむきあうのかも、示しているようにおもえるのだが.
「系統看護学講座」の一冊.(医学書院 2014年)
全7章.「人間と文化」、「文化人類学と質的研究」「個人・家族・コミュニティ」「人生と通過儀礼」「宗教と世界観」「兼弘・病気・医療」「人間と死」
世界各地にみられる民俗・文化事象に目配りし.それぞれの差異を否定するのではなく、有意味性を提示する.そのうえで、多様な有り様を理解の上に「他」と円滑に接していくことを考えさせる.
他方で、「人間と死」では、家族・知人としてではなく、業務として立ち会う「死」といかにむきあうのかも、示しているようにおもえるのだが.
「系統看護学講座」の一冊.(医学書院 2014年)