大石慎三郎著『江戸時代』
中公新書で1982年の発行.

 はじめに、「庶民の歴史」「長期安定政権」・

 鎖国を「海外管理体制」で、どこの国も自国をまもるためにルールをつくる.そこのところを、「我が国が世界史と接触した時代」.

 さらにもうひとつ、「はじめて人工的に構築された社会」.城下町など、いまにいう都市計画の思想をもった意図的、計画的、組織的な地域づくりに取り組まれた.

 江戸時代を網羅的に書いているわけではない.「分水嶺」の時期をもうける.元禄・享保期.

 大きくなり、環境を破壊し、農地開発がすすむ.そこで精農主義への転換.耕地面積も、米収量も、そして人口増加も停滞.大名家、将軍家に借金累積.明治政府はその借金、時期を区切って減債の措置をとる.

 ここまでが本書の記載.さて、その後の政府は.

編集 ペン : ものすごい額の借金が武士の階級にはあったようですね。島津だったかなぁ・・ここは結局借金を踏み倒しましたね^^