アルギン酸抽出 小林元少将
アルギン酸抽出 小林元少将 海軍大臣の米内光政大将の関係で、海軍の将校が本市に関係したケースとして、私が記憶しているのは、アルギン酸工場を釧路港に開設したいという話が持ち込まれたことがある。
そのとき、私は港湾課の職員でこの申請を審査したが、結論的にいうと港町に建設することを許可する事務を担当した。

昭和27年ころの話で、小林少将と記憶する人がこの工場開設の責任者として来釧し、ことにあたったものと記憶している。その小林元少将が、湖陵高で英語教育にあたったかどうかという点は、承知していない。
湖陵高の記念誌に、当時の教職員の在籍がこまかく記載されているものがあるので、当該書を調べてみると、判明するものかとおもう。
時代が昭和22年、23年ごろのこととなると、私=昭和3年生まれは、19歳のころ。当時の室蘭高等工業専門学校に進学しているので、実家を離れている時になるかと、思う。

米内大将の縁で、釧路にきていた海軍将校となると、最初に思い浮かべるのが小林元少将である。
アルギン酸工場は2年か3年で操業を停止したと記憶している。おもうに原材料がスムーズに調達できなかったことによるのではなかった、か。
※アルギン酸=褐藻などに含まれる多糖類。ソルギンという名の商品名で、マーケットに出ているものも、あるらしい。