洞爺丸台風
1954年9月26日。強い風だった。木造の家がミシモシ、ギシギシ。

 強い雨と風の中を駅から1キロの道を歩いて帰り、夜半の雨露に家が揺れたこと、記憶している。

 27日、晴れていた。学校へ出かけて帰宅後、遅れて配達された道内紙に、青函連絡船の事故。

 知らなかったが道内では、台風通過地でエゾマツやトドマツの風で倒れた木材の山。「風倒木=ふうとうぼく」 。

 歴代の死者、行方不明者の多い風雨被害。9月25日、26日に重なるそうで。今年もこの日に本土接近か、台風の発生。