にぎわい 待つ
 にぎわい 待つ



 首都圏界わいのテーマパーク。2月上旬の3連休のど真ん中。



 人、ヒト、ひと。開園前から行列。人の列。
 あらかじめ入園券をもっていても、まずは手荷物検査、それから券をバーコードで判別させて。



 それが終わらないうちに、「本日のファーストパスは全時間帯で発見を終わりました」。「エーっ」の悲鳴。なんのことか、理解できなくてもかまわない。そういうことが、わかる世界もある。

 ファーストパスなるものを持たない人は、順次、列の最後尾に並ぶ。情け容赦のない掲示。「ここからで 240分待ち」。でも、並ぶ。



 「特別養護老人ホーム、入居希望の待機者40万人」。こういうところで、「待つ訓練」が充実すると、高齢の介護待機者を抱えている人も怒りや反乱をおこさないのかも。

 さきの震災で言われた。「日本人はすばらしい、列をみださず順番を待つ」。「待てばそれなりに『当たる』」。こうした場処での訓練の結果かも。