マチおこし 二題
 マチおこしで話題が二つ。いずれもNHKGの放送

 「北海道中ひざくりげ」で八雲町のサケ。本来のうまみをひきだす食べ方を、生産者青年部が提示する。「本来のうまみ」を知っている人が、ひきだして創りだし伝える。失敗の克服の上に特産品化。なにもしないところから、なにもうまれない。

宇都宮市商店街で試みられた、「マチコン」。合同コンパの合同をマチに置き換えた。大型チェーンタイプの飲食店の出現に客、とりわけ若手の客をうばわれた商店街がたちあがった。初め2軒、はずみがついて50軒超に。それぞれの店は初顔の客に、店ならではの推奨の味を示す。

文化成熟のためには、「安ければよい」を終わらせたい。「なにを食わされているか」、わからないからだ。財布と命を引き替えにしているかもしれない。