2011 11/29 06:18
Category : 書評
菱山泉著『近代経済学の歴史―マーシャルからケインズまで』。経済学の世界に「ケンブリッジ学派」というものが、あるということ。
マーシャル→ビグー→ロバートソン→ケインズと継承される近代経済学の泰斗の脈絡をさすらしい。
数学者が多い。それゆえ統計を駆使した現状分析と、シュミレーションにもとづく相関関係、分析結果を表現するための数式が駆使されるので、門外の徒には難解。
ロバートソンに「通貨価値の番人」の語が登場する。「自由放任」と「神の手」という時代が過ぎて、金融・銀行の機能が景気・物価・雇用を左右する時代にはいり、さまざまな理論化がすすめられる。
ボロボロになるまで読みこなすことで、方向が見えてくるということか。第一回目の読後感。率直に記しておくことにした。(講談社学術文庫 1997年)。
マーシャル→ビグー→ロバートソン→ケインズと継承される近代経済学の泰斗の脈絡をさすらしい。
数学者が多い。それゆえ統計を駆使した現状分析と、シュミレーションにもとづく相関関係、分析結果を表現するための数式が駆使されるので、門外の徒には難解。
ロバートソンに「通貨価値の番人」の語が登場する。「自由放任」と「神の手」という時代が過ぎて、金融・銀行の機能が景気・物価・雇用を左右する時代にはいり、さまざまな理論化がすすめられる。
ボロボロになるまで読みこなすことで、方向が見えてくるということか。第一回目の読後感。率直に記しておくことにした。(講談社学術文庫 1997年)。