外山滋比古・和田秀樹「定年後の勉強に必要ない記憶力」
外山滋比古・和田秀樹「定年後の勉強に必要ない記憶力」。対談。

 ビジネス社会を支えたエリートたちも、定年後のGWをすぎて、「手持ち無沙汰」か。
 そんな仲間たちにエールを送るということか。

 「手を動かす」「頭で考える」「一つの答えにとらわれない」。
 認知症で「あんた、頼んでおいた預金の引き出し、引き出して盗んだでしょう」自体が、ひとつの答えにしばられていることの証明とある、と。

 『文藝春秋』2011年6月号に掲載。読後に考えた。
 本誌もビジネス社会の一線にある読者が支えてきたが、その段階の世代がリタイヤして、なお本誌の有力な読者層を構成しているのか、と。